土石流被災の「走り湯」が復旧 静岡・熱海市伊豆山

土石流災害で被害を受けた、静岡・熱海市伊豆山地区の「走り湯 午の湯源泉」の復旧工事が完了し、6月30日、「通湯式」が行われました。

伊豆山の「走り湯」は、海に向かってお湯が飛ぶように走り落ちたことからこの名がついた温泉で、日本三大古泉に数えられています。「走り湯」の源泉のひとつ、「午の湯」源泉は、2021年7月の土石流災害で源泉が土砂に埋まったため、地元の温泉組合などが2022年8月から復旧工事を進めてきました。

30日の通湯式には観光関係者らが集まり、復旧した源泉をお披露目して温泉が出ると拍手で祝いました。

(伊豆山走湯温泉組合 中島英雄 組合長)

「足湯などが元に戻れば、お客さんに対しても非常にアピールできる」「我「復興のシンボルとして運営していければ、非常にうれしく思う」

伊豆山地区では、約100ある源泉のうち15の源泉が土石流の被害を受けましたが、これで5つの源泉が復旧しました。

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