リッツ福岡、投資会社に売却 積水ハウス、開業直後

ザ・リッツ・カールトン福岡=6月21日、福岡市

 積水ハウスなど5社は30日、福岡・天神に6月に開業したばかりの高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」を、カナダの不動産投資会社ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)に売却した。譲渡額は非公表。積水ハウスなどが明らかにした。運営は引き続き米マリオット・インターナショナルが担う。

 BGOは、リッツ福岡が入居する複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」の高層階のホテル部分から生まれる利益を受け取る権利「信託受益権」を得た。九州初のリッツブランドのホテルには富裕層やインバウンド(訪日客)の需要が大きく、成長が見込めると判断したとみられる。

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