2022年度、3年ぶり黒字/3セク・井原鉄道が株主総会【岡山・笠岡市】

岡山県などが出資する第三セクター・井原鉄道は6月30日、笠岡市内で株主総会を開き、槙尾俊之社長の再任が決まりました。2022年度決算は、自治体が負担するインフラの管理費を除いた収支が1087万円と、3年ぶりの黒字となりました。
株主総会には、出資する岡山県内の自治体関係者ら21人が出席。委任も含め総数68人で定足数を満たしました。
総会では、槙尾俊之社長をはじめ、新たに2人の社外取締役など16人の取締役の選任案などが諮られ、賛成多数で可決されました。
槙尾社長は1984年に岡山県に入庁。東京事務所長や農林水産部長などを歴任し、前社長の任期途中だった2022年6月28日付で社長に就任していました。任期は2年です。
また、2022年度の決算を承認。延べ利用者数は、昨年夏の大型観光企画・岡山デスティネーションキャンペーンで沿線市町などと連携して誘客に取り組むなどした結果、前年度比7・5%増の93万4701人となりました。新型コロナ感染拡大の影響を大きく受けた前年度からやや回復しました。

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