アイサンテクノロジー株式会社ら10者、自動運転モビリティを毎月運行へ

アイサンテクノロジー以外の参加事業者は、一般社団法人新宿副都心エリア環境改善委員会(以下:環境改善委員会)、大成建設株式会社、株式会社ティアフォー、損害保険ジャパン株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、KDDI株式会社、日本信号株式会社、大成ロテック株式会社、株式会社プライムアシスタンス、三菱電機株式会社。

同プロジェクトは、「西新宿エリアの魅力を高める新たなモビリティ」の走行を通じて、西新宿に多様な人を呼び込み、エリア内の回遊性向上や滞在促進により、まちの活性化へ貢献するとしている。

背景・目的

西新宿エリアは、オフィス・ホテル・飲食店・病院・学校・美術館・公園などさまざまな施設が存在している。また、新宿駅前再開発や道路空間再編の検討が進んでおり、多様な目的で幅広い層の人々が集まるポテンシャルを有している。その一方で、立体的な都市構造により目的地までの経路のわかりづらさや上下移動の多さといった移動に関わる課題や、回遊性やにぎわいが欠けているという課題を抱えている。

環境改善委員会は、これらの課題解決に向けた取り組みの一つとして自動運転モビリティの実証実験を2020年度に開始した。2020年度は西新宿での自動運転技術の成熟度や遠隔操舵の有用性の検証、2021年度は信号やトンネルといったまちのインフラとの協調、2022年度はイベントの開催に合わせて自動運転モビリティを走行させるとともに、周辺施設と連携することで来街者の回遊性向上への貢献度などについて検証した。

これらの実証実験の結果をふまえ、2023年度は「西新宿エリアの魅力を高める新たなモビリティ」として継続的な走行と、民間企業などの資金による自動運転サービス事業の持続可能性について検証する。

また、自治体・企業などの試乗や遠隔監視スペースなどの視察を受け入れ、同プロジェクトを広く発信することで、自動運転サービスの導入を促進する。

同プロジェクトの概要

走行ルート
運行管制システム全体像
路車連携技術イメージ
遠隔見守りサポート

[街の活性化のための取り組み]

  • 新宿中央公園など、西新宿エリア内のイベント開催に合わせた運行
  • SOMPO美術館など、西新宿エリア内にある施設との連携企画の実施
  • 子どもたちが描く絵画を車体にラッピング

同プロジェクトに参画する事業者等の役割分担

主催者

プロジェクト実施者

※協賛:大成建設株式会社、損害保険ジャパン株式会社、野村不動産株式会社、京王電鉄株式会社、東京ガス株式会社(2023年6月27日現在)

※協力:西新宿スマートシティ協議会、TOKYO UPGRADE SQUARE(公益財団法人東京都中小企業振興公社)、新宿区、一般財団法人公園財団、新宿区立西新宿小学校、住友不動産株式会社

乗車方法・運行日程

LINE公式アカウントで発行される2次元コードを新宿住友ビル地下1階に設置予定の固定端末にかざして配車のうえ、乗車する。運行日程の詳細は、決まり次第LINE公式アカウントなどで案内する。

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