“お菓子の国” に向けて締結式 グリーンピアせとうち 広島・呉市がシャトレーゼに売却

広島・呉市は、所有する「グリーンピアせとうち」の売却先を菓子の製造販売を手がける「シャトレーゼ」に決定しました。グリーンピアせとうちは、“お菓子の国” に生まれ変わるようです。

呉市役所で開かれた締結式には 新原芳明 市長と菓子の製造販売などを手掛ける「シャトレーゼホールディングス」の 斉藤貴子 社長が出席し、協定書を交わしました。

売却予定のグリーンピアせとうちは、ホテルやプールなどが併設されているリゾート施設です。1985年に「グリーンピア安浦」として開業。2005年には呉市が購入しましたが、施設の老朽化などから宿泊客が減っていました。

シャトレーゼは、菓子の製造販売のほか、リゾート事業を手掛けていて、国内に菓子店772店舗、ホテルやゴルフ場なども運営しています。今回、中国地方では、初めてのホテルになります。

まだ、詳細は公表できないといいますが、施設内に新たに菓子工場を建設し、宿泊客が菓子作りを見学したり、地元の素材を使った新鮮なスイーツを提供したりする観光施設を目指すということです。

シャトレーゼホールディングス 斉藤貴子 社長
「まだ、これは企業秘密ではありますが、実はレモンを使ったお菓子は駅に行ってもいっぱいありますね。ただ、ここでしか食べれないもの。乞う、ご期待ということで楽しみにしていただきたいと思います」

呉市は、シャトレーゼへの売却について12月の市議会で諮ることにしています。

© 株式会社中国放送