アフターコロナで寄港増 新クルーズターミナル 宇品で着工へ 広島

コロナ禍後に外国クルーズ客船の寄港が相次ぐ中、広島県は、広島港に新たに整備するクルーズターミナルについて、来月から工事に着手すると明らかにしました。

県が新たにクルーズターミナルを整備するのは、広島市南区にある広島港・宇品外貿ふ頭です。

建設されるターミナルは、税関や出入国管理・検疫といった手続きを行う施設と、待ち合いの施設の2棟です。

現在、宇品ふ頭に寄港するクルーズ客船の乗客の税関や出入国管理といった手続きは、船内で行っていますが、効率が悪く、時間もかかるため、新たにターミナルを建設することになりました。

広島県 港湾漁港整備課 高橋直樹 課長
「公募型プロポーザルで提案を求め、広島港の玄関口として多くの観光客に対して、魅力あるデザインとなるようにした」

ターミナルの総事業費は8億3600万円で、来月、着工し、来年3月末の完成を目指すということです。

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