公衆トイレの男性を工具で殴る 21歳男を強盗致傷罪で起訴 共謀の17歳少年は家裁送致

京都地検

 京都市中京区の公衆トイレで男性が2人組に襲われた事件で、京都地検は30日、傷害容疑で逮捕された現場作業員の男(21)について、強盗致傷罪で起訴した。

 起訴状などによると、大津市の無職少年(17)と共謀し、5月9日午前4時20分ごろ、中京区蛸薬師通新京極東入ルの公衆トイレ内で、金品を強奪しようと、アルバイト男性(38)の頭部を工具で複数回殴り、全治約1週間のけがを負わせたとしている。

 男性は抵抗しその場から逃げたため金品は奪われなかった。地検は無職少年も同日付で家裁送致した。京都府警によると、男らは男性と面識はなく、トイレの個室から出てきたところを襲ったという。

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