暴力団幹部、覚醒剤で逮捕…住所不定の無職58歳 以前に男性への暴行で逮捕、薬物も発覚「今は話せない」

川口署=川口市西青木

 埼玉県川口市内のアパートで営利目的で覚醒剤を所持していたとして、県警捜査4課と川口署の合同捜査班は28日、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで、住所不定、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職男(58)=同法違反(使用)の罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は5月19日、川口市内のアパート居室内で営利目的で覚醒剤約39グラム(末端価格約240万円相当)を所持した疑い。「今は話せない。弁護士と相談する」と認否を留保しているという。

 同課によると、男は同17日夜、川口市内にある知人宅で男性を暴行。男性の110番通報を受けて警察官が男を職務質問したところ、覚醒剤を所持していることが分かり、翌18日に覚醒剤取締法違反(所持)で男を現行犯逮捕し、その後6月8日に同法違反(使用)でも再逮捕した。

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