米個人消費支出物価3.8%上昇 5月、2カ月ぶり縮小

米首都ワシントンにあるガソリンスタンド=6月4日

 【ワシントン共同】米商務省が30日発表した5月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より3.8%上がり、伸び率は2021年4月以来、2年1カ月ぶりの低さとなった。上昇率が縮小したのは2カ月ぶり。4月は4.3%上がっていた。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数上昇率も5月は4.6%と4月の4.7%から鈍化した。

 PCE物価指数は米連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安として重視している。上昇率はFRB目標の2%を引き続き大きく上回っているため、市場ではFRBが7月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の0.25%引き上げを決定するとの見方が目立つ。

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