庭園彩る白や紫 鹿沼・古峯神社でハナショウブ見頃

見頃を迎え池のほとりを彩るハナショウブ

 栃木県鹿沼市草久(くさぎゅう)の古峯(ふるみね)神社内の日本庭園「古峯園(こほうえん)」で、梅雨の花ハナショウブが見頃を迎え、白や紫、青色の花々が庭園を鮮やかに彩っている。開花のピークは過ぎたものの二番花が咲き始めており、7月8日ごろまでは楽しめるという。

 園内中央にある「峯の池」のほとりに約700株が植えられている。今年は例年より10日ほど早い15日ごろに咲き始めた。

 29日はぐずついた天気の中でも、多くの来園者が訪れた。茨城県常陸太田市田渡町、主婦庄司秀子(しょうじひでこ)さん(71)と夫の勉(つとむ)さん(72)は「涼しげできれいな花ですね」と話し、園内をゆっくりと散策していた。

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