レンジャーズがブルペン補強 ロイヤルズからチャップマンを獲得

日本時間7月1日、アメリカン・リーグ西部地区の首位に立つレンジャーズはロイヤルズとのトレードでアロルディス・チャップマンを獲得したことを発表した。打線と先発陣の頑張りで首位に立っているレンジャーズだが、ブルペンの防御率は4点台でリーグ下位に低迷。ブルペンが弱点となっており、いち早くトレードでの補強に動いた形だ。ロイヤルズはチャップマン放出の対価としてコール・ラガンスとマイナーリーガーのロニー・カブレラの2選手を獲得する。

現在35歳のチャップマンは昨季終了後にヤンキースからFAとなり、1年375万ドルの契約でロイヤルズに加入。今季ここまで31試合に登板して29回1/3を投げ、4勝2敗2セーブ、8ホールド、53奪三振、被打率.158の好成績を残していたため、夏のトレード候補として注目されていた。低迷中のロイヤルズは夏のトレード市場で売り手に回ることが確実となっており、チャップマンのほかにもスコット・バーローらがトレード候補に挙げられている。今後、トレード期限までにさらなる動きがありそうだ。

ロイヤルズが獲得したラガンスは25歳の左腕で、今季は17試合に登板して2勝3敗、3ホールド、防御率5.92を記録。先発陣が充実しているチーム状況もあり、今季は主にロングリリーフで起用されていたが、本来は先発投手であり、ロイヤルズでは先発投手として育成・起用されることになるとみられる。カブレラはドミニカ共和国のサマーリーグでプレーしている17歳の外野手で、今季ここまで16試合に出場して打率.315、1本塁打、10打点、6盗塁、OPS1.075を記録。1年契約のベテランを複数の若手選手とトレードするという、典型的な「夏のトレード」が成立した。

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