津山市の生涯学習講座「大人のまなびぃ教室」

岡山県津山市の生涯学習講座「大人のまなびぃ教室」が18日開講した。12月にかけて全4回開き、市民ら30人が学ぶ楽しさや地域の魅力を発見する。
初日は山北の市総合福祉会館で、美術家・太田三郎さん(北園町)による「日々のくらしとアート」と題した講座が行われた。切手をモチーフにした作品で知られる太田さんは、先月1万日を達成した日々の消印を押してもらうプロジェクトや、自身が撮影した写真と新興俳句の旗手・西東三鬼の句を組み合わせた作品などを紹介。戦争遺児を取材し制作した切手作品については、「いつか取り組みたい、取り組まなければならないテーマだった。戦争の理不尽さなどを社会に訴える力があると思った」と語った。「現代アートの楽しみ方とは」との参加者の質問に、太田さんは「自分の感じ方を素直に信じて作品を鑑賞してほしい」と答えていた。
同講座は毎年好評で今後、「明るく楽しい健康づくり講座」「津山まなびの鉄道館見学」「アンガーマネジメント講座」がある。


美術家・太田三郎さんの話に耳を傾ける参加者

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