セルティック、古橋が渡英後に契約更新の交渉開始へ

写真:渡英後に契約更新の交渉を始めると見られる古橋 ©Getty Images

2022-23シーズンのスコティッシュ・プレミアリーグで27ゴールを挙げ、日本人初となる欧州主要リーグでの得点王に輝いた日本代表FW古橋亨梧。恩師であるアンジェ・ポステコグルー監督が今夏トッテナムに引き抜かれたため、トッテナムへの移籍もささやかれているが、セルティックは古橋が新シーズンに向けて渡英し次第、契約更新に向けた交渉を始めるという。イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

古橋に対してはトッテナム以外にもノッティンガム・フォレスト、ボーンマス、クリスタルパレスといったプレミアリーグのクラブが関心を寄せ、またセリエAやブンデスリーガのクラブも興味を示していると言われている。

その中で、セルティックが古橋の移籍金を2500万ポンド(約45億7340万円)に設定したという報道もあったが、同クラブは契約延長に向けた話し合いも続けるようだ。

現在、古橋は自身の古巣であるヴィッセル神戸のトレーニングに参加し、コンディション維持に努めている。スコティッシュ・プレミアリーグは8月5日に2023-24シーズンの開幕を迎えるため、古橋もプレシーズンに向けて間もなく渡英すると見られているが、その後、交渉を始めるようだ。

古橋の現在の契約は2025年6月までとなっているが、セルティック側はこの契約を少なくともあと1年は伸ばしたい意向を示しているという。

古橋自身もセルティックには何ら不安はないため、交渉を続け、じっくり考えながら去就を決めていくつもりのようだ。

セルティックは今夏、日本代表MF旗手怜央やU-21デンマーク代表MFマット・オライリーに移籍の噂があり、ポルトガル人FWジョタにもサウジアラビアのアル・イテハドが関心を示しているとされている。主力の流出を最低限に食い止めるためにも、古橋との交渉は何としても成功させたいところだろう。

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