猫がする『夏を乗り越える』ための行動とは?3つの行為と好む場所を解説!

1.グルーミング

グルーミングと呼ばれる毛づくろいは、体をきれいにする目的だけではありません。気持ちを落ち着かせたい時や、血行をよくする意味でもグルーミングをするのです。

暑い時は、体を舐めることで体温を下げる効果もあると言われています。自分の唾液で体を濡らし、その気化熱で体温調節をしているのです。

2.ヘソ天

猫が仰向けて寝ている姿は癒されますね。これはリラックスしている時に見られる体勢なのですが、暑くなるとヘソ天で寝ていることが多いと思いませんか。お腹を上に向けているのは、体の熱を逃がすためでもあるのです。

猫がヘソ天で寝ていると、ふわふわのお腹についつい触りたくなりますが、お腹は猫の急所です。触られるのを嫌がる子もいるので気をつけて下さいね。

3.動かない

猫は居心地のよい場所を見つけるのが上手です。寒い時季は、日の当たる窓辺や、干した布団の上など、暖かい場所を探して寝ている姿を見かけると思います。

逆に夏は、涼しい場所を求めて移動するのです。猫にとって涼しいと感じる場所を見つけると、そこでじっとしています。体温を上げないよう、その場で動かなくなるのです。

ただし、名前を呼んでも反応がなく、食欲や元気がない時は具合が悪い可能性があります。猫がじっとしていたら、体調を気にかけてあげて下さいね。

夏場に猫が好む場所は?

暑い時、猫は涼しい場所へ移動し、そこでじっとしていることが多いですが、では、どのような場所を好むのでしょうか。

玄関の土間や浴室の床などは、夏になるとよく猫が寝ている場所です。ひんやりしていて気持ちがいいのでしょう。

他には、洗面台やキッチンの流し台に入るという猫もいます。ガラステーブルやアップライトピアノの上なども猫が涼んでいることがあるようです。風通しのよい廊下でじっとしてることもありますね。

猫は自分で居心地のよい場所を見つけることができますが、接触冷感素材を使用した猫ベッドやクールマットなども置いてあげるといいでしょう。

まとめ

猫は、肉球など体の一部からしか汗をかくことができません。そのため、体温調節は苦手なのです。暑い時、猫は自分で涼しくなるよう行動しますが、飼い主が温度管理をしてあげることも重要です。

猫が夏を乗り越えるための行動をしている時は「暑い」と感じているサインでもあります。暑さ対策グッズを使用したり、適度にエアコンをかけるなどして、暑さから愛猫を守りましょう。

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