大雨影響 松山市の45万9000人が避難対象に 線路や道路水没 土砂災害に警戒を(午後5時45分現在)

梅雨前線の影響で愛媛県内は各地で大雨となり、土砂崩れや道路の冠水などの被害が出ました。

こちらは午前6時半頃の松山市辰巳町です。

(城 健大呂記者)
「線路が完全に水没しています」

伊予鉄道・高浜線の線路が水に浸かったほか、近くの道路が冠水しました。
梅雨前線の影響で県内は昨夜から大雨となっていて、降り始めからの雨量は、午後5時までに松山が263.5ミリと7月の1カ月の平均雨量を上回る大雨となっています。

(山田 祐也アナウンサー)
「松山市と今治市を結ぶ国道317号です。山の土砂がフェンスを突き破って車道に流れ出してしまっています。そしてこちらを走行していたのでしょうか、車の下半分が土砂に埋もれています」

松山市大井野町では国道に土砂が流れ込み、車が巻き込まれましたが運転していた女性は、車の外に逃げて無事だったということです。また、松山市谷町では、土砂が川をふさぎ、水が付近の住宅に流れ込みました。

現在、松山市や西予市など4つの市と1つの町に警戒レベル4にあたる避難指示が出されていて、このうち松山市ではおよそ45万9000人が避難の対象となっています。

交通機関にも影響が出ています。
JR予讃線は、今治駅から宇和島駅までの区間で運転を見合わせています。
また伊予鉄道の高浜線も、線路の冠水などの影響で一時運転見合わせましたが、午後2時に運転を再開しました。

発達した雨雲は県内を抜けましたが、これまでの大雨により地盤が緩んでいて、土砂災害の危険度が高くなっている所があります。
特に、土砂災害警戒情報の発表されている地域では厳重な警戒が必要です。

(1日午後5時45分現在)

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