企業担当者ら招きパネルディスカッション 日章学園高

企業担当者らによる話に耳を傾ける生徒たち

 宮崎市の日章学園高(甲斐勝弘校長、1374人)は6月27日、企業の求める人材や社会のルールについて学ぶパネルディスカッションを同校体育館で開いた。3年生のほか、1、2年生も教室からリモートで参加。企業担当者らの話を通して、将来への理解を深めた。
 社会人としての心構えの育成や学校・企業の相互理解につなげようと初めて実施。パネリストとして、社会福祉法人報謝会ミューズ(高原町)人事部の黒木まゆ美さんや日産サティオ宮崎(宮崎市)の松村暢二さんら6人が登壇した。
 求められる人材について、黒木さんは「入社後に活躍できるイメージをもってもらえるかが大事」と指摘。松村さんは生徒に向けて、「誰のおかげで今があるのか考えてほしい。まわりに感謝することを忘れないで」と呼びかけていた。
 普通科3年の寺原永留さん(17)は「面接でどう振る舞えばよいのか分かった。大学入試も近いので、学んだことを意識して過ごしていきたい」と話していた。

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