鹿島、仕切り直しの1勝とならず…京都と0-0で分ける【明治安田J1第19節】

明治安田生命J1リーグ第19節の1試合が1日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズvs京都サンガF.C.は0-0の引き分けに終わった。

7位の鹿島が13位の京都をホームに迎え撃った一戦。リーグ戦10試合ぶりの黒星から仕切り直しを期す鹿島はディエゴ・ピトゥカが出場停止から戻ったなか、荒木と松村が久々に先発した。

一方で、2連勝で調子が上向く京都は移籍報道の白井が欠場となるなか、代表入りの川崎が先発復帰。ここ2試合連続で途中出場から決勝ゴールのパトリックはこの試合でも切り札待機となった。

開幕節では2-0で鹿島に軍配が上がったこのカード。鹿島の方がボールを握り、崩しにかかるシーンも多いが、京都の守備陣を慌てさせられず。逆に、京都は10分の左CKからニアサイドの一美が枠内にヘディングシュートを飛ばして先にゴールに迫る。

ボールこそ握るものの、攻め手を探る鹿島は25分に右サイド起点の横パスから、バイタルエリア右の仲間が荒木とのコンビネーションを絡めて左足でフィニッシュ。チームにとってようやく攻撃が形になったシーンだが、GK太田にセーブされてしまう。

互いに睨み合いが続き、前半もあと少しでハーフタイムというなか、鹿島は44分に右サイドに開いた樋口が右足でゴール前にクロスを上げると、ボックス右の仲間がヘッド。これがスピードに乗ってゴール方向に向かっていったが、惜しくも左に外れた。

後半も変わらず、ともに決定機が少なく流れに。その展開を打破しようと交代の動きが次第に活発的になるが、70分を過ぎても、0-0が続く。鹿島はよりシュートを重ねていったが、この後半からアピアタウィアを入れ、3バックで戦う京都を崩せない。

そんな京都は70分にとっておきのカードであるパトリックを送り出し、76分に右サイドからのクロスに古巣戦の豊川がヘッド。ボックス内でパトリックの背後から頭で合わせていった決定的なシュートだったが、枠に飛ばせず、ゴール右に外してしまう。

その後も両軍の攻撃姿勢がぶつかり合り、互いにシュート数こそ多く記録したが、最後までゴールネットが揺れることなく、勝ち点1ずつを分け合う結果に。鹿島は2試合連続の足踏みとなり、京都も2連勝が止まった。

鹿島アントラーズ 0-0 京都サンガF.C.

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