戦術核管理「移管せず」 ロシア次官、ベラルーシ配備で

 ロシアのリャプコフ外務次官はタス通信が1日報じたインタビューで、同盟国ベラルーシへのロシアの戦術核兵器配備について「ロシアは核兵器の管理は移管しない」と明言し、配備は核拡散防止条約(NPT)を含む「国際的義務に違反しない」と強調した。

 ロシアはベラルーシへの戦術核の搬入を開始。ベラルーシのルカシェンコ大統領は6月27日、既に大半が国内に搬入されたとした上で、「われわれの武器であり、われわれが使う」と主張し、自国の国防省などに核使用の手順を定めるよう指示したと述べていた。

 リャプコフ氏はNPTについて「国際的な安全保障で最も重要な基礎の一つとして機能し続けている」と評価した。(共同)

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