フラで復興感謝の祈り 福島の女子高生、黒部で神前奉納

フラダンスを披露する福島の女子高生=黒部市三日市の黒部護国会館

 富山県神社庁は雅楽の「雅(みやび)音楽祭」を前に1日、福島県の女子高生フラダンスチームを迎え、黒部市の神社で東日本大震災からの復興に感謝する祈りの舞をささげた。同庁が復興支援活動に取り組んできた縁で、いわき総合高チームの招へいが実現した。来場者は華やかな踊りに見入り、被災地に思いをはせた。

 「フラガールズ甲子園」常連の強豪校である同校チーム「アロヒ・ミノアカ」の5人が訪れた。黒部市三島神社内の黒部護国会館で1曲を神前奉納し、「花は咲く」など5曲を踊った。ハワイの神話によると、「フラ」は神々にささげる神聖な踊りで、女子生徒は復興への祈りを全身で表現するように舞った。

 立山町の立山多賀宮でも奉納した。

 雅音楽祭は2日午前10時から富山市のグランドプラザで行われる。同フラチームが出演するほか、雅楽でさまざまな楽曲を披露する。

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