富山市出身の映画監督本木克英さんが1日、同市の高志の国文学館を訪れ、作品や富山との関わりなど自身を紹介する常設展示に見入った。本木監督は富山県出身の映画監督は多いとし、展示を通じて「富山と映画の関わりに興味を持ってもらいたい」と話した。
6月30日に設けられた展示コーナーは「富山と映画 映画監督・本木克英特集」と題し、同館の室井滋館長が出演した「大コメ騒動」などの撮影台本や絵コンテ、パンフレットなど22点が並んでいる。
本木監督はデビュー作の「てなもんや商社」が全国に先駆けて富山で上映されたことや、富山をロケ地とした「釣りバカ日誌13」をきっかけに多くの県民の応援を受け、映画作りのモチベーションが高まったと振り「どれも自分にとって思い出深い作品。展示をきっかけに、僕自身と映画のことを改めて知ってもらい、また作品を見ていただけたらうれしい」と語った。展示は来年6月下旬まで。