卒業生の小林覚さんがワークショップ 釜石祥雲支援学校

小林覚さん(右)に中学部の生徒が名前を描いてもらったワークショップ

 釜石市平田町の釜石祥雲支援学校(外舘悌(やすし)校長、児童生徒58人)は30日、卒業生で花巻市・るんびにい美術館の人気作家小林覚さん(34)=釜石市箱崎町出身=を同校に招き、ワークショップを開いた。昨年7月の新校舎落成を記念し、小林さんが校歌を描いたパネルも披露。児童生徒は多彩に活躍する先輩との交流に刺激を受け、夢を膨らませた。

 「であい授業」と題し、中学部の10人がワークショップに参加。小林さんと同美術館アートディレクターの板垣崇志さん(52)が講師を務め、前身の釜石養護学校時代に虎舞を踊った思い出や家族との絆、鉄道や化粧品会社に作品が起用された経験などを紹介した。

 小林さんは新校舎落成記念品として、同校の校歌を描いたパネル(横109センチ、縦59センチ)をプレゼント。8月2日にテットで開かれるヘラルボニーと同校によるイベントでもワークショップの作品と共に展示される。

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