プロキャリア21年。セスクが現役引退を発表

写真:現役引退を発表したセスク ©Getty Images

アーセナルやチェルシー、バルセロナ、モナコなどでプレーし、2022-23シーズンはセリエBのコモに所属していた元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが7月1日に自身のSNSを更新し、現役引退を発表した。

セスクは「プロとして21シーズンを過ごした今、ついにスパイクを脱ぐ時が来た」との書き出しで現役引退を宣言。これまでのキャリアへの思いを次のように綴った。

「(幼少期を過ごしたクラブである)アレニスやマタロ、バルセロナのアカデミー、アーセナル、バルセロナへの復帰、チェルシー、モナコ、コモ。どの時代も決して忘れることはない」

「ワールドカップを掲げ、EUROを2回も制し、イングランドとスペインですべてのタイトルを獲得し、ヨーロッパのほぼすべてのトロフィーを手にした。絶対に忘れることのできない冒険だった」

「僕のことをサポートしてくれたチームメート、監督たち、クラブスタッフ、クラブの会長、オーナー、ファン、代理人、すべての方々に、心からの『ありがとう』を伝えたい。対戦相手の方々、僕を強くしてくれてありがとう。そして両親、姉妹、妻、子どもたち。君たちのアドバイスが僕をサポートし、この長い旅路を正しく導いてくれた。100万年かかっても成し遂げられないような貴重な経験をさせてもらったよ」

「僕は3つの言語を学んだ。そのおかげで思いやりの気持ちを持つことができたし、より賢くなった。そして、そのおかげで素晴らしい思い出と多くの友人を作ることができた」

そして、セスクは引退後のキャリアについても言及した。

「しかし、悲しいことばかりではない。僕はすでに新しい挑戦も始めている。これからはタッチラインの手前側に立つ。コモのBチームとプリマヴェーラ(ユース)の指揮を執ることになった。これを発表できることをうれしく思う。このクラブのプロジェクトに参加することができて非常に興奮しているよ。最初にこのクラブに来た時から僕は心をつかまれたし、僕のキャリアにおけるパーフェクトなタイミングで関わりを持つことができた。だからこそ、犠牲と献身と喜びに満ちた20年間のキャリアを過ごした後、この素晴らしいスポーツに感謝を伝え、別れを告げることができたんだ」

そして、セスクは次のような一文でメッセージを締めくくった。

「ピッチでのすべての時間を、心から楽しむことができた。 セスク」

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