JR京葉線の南船橋駅(船橋市若松)南口で新商業施設を開発中の三井不動産は、施設名を「三井ショッピングパーク ららテラス TOKYO-BAY」に決定し、今年11月に開業すると発表した。飲食店やスーパーマーケット、フィットネスジムのほか医療モールが出店。「ライフスタイル型」施設として、近隣住民や駅利用者の日常生活に役立つ地域の拠点を目指す。
新施設は地上2階建てで、テナントは主に近隣住民向けの36店。同社が公開した32店舗には、生活雑貨店や書店、フードコートなど生活に根ざしたサービスが並ぶ。学習塾やキッズダンス教室など子育て世帯向けの利用を見込む。利用者の憩いの場として5千平方メートルの芝生広場も備える。
同社は入居店舗の求人サイトを8月4日に公開し、従業員の募集支援に力を入れる。
同社の広報担当者は「地域の方がくつろげる場所を目指す。愛される施設になるよう盛り上げていく」とコメントした。
同事業は船橋市が実施した同駅南口市有地活用事業の事業者公募で選定された。官民連携による開発で臨海部の活性化につなげる。
三井不グループは、同駅北側で大規模商業施設「ららぽーとTOKYO-BAY」を営業。南口側には、プロバスケットボール千葉ジェッツふなばしの新拠点にもなる1万人収容の多目的アリーナ「ららアリーナ東京ベイ」(仮称)=ミクシィとの合弁事業=を2024年春に開業見込み。