2日、AFC U17アジアカップの決勝が行われ、日本が韓国に3-0で勝利。4度目の優勝を大会連覇で達成した。
中2日での6試合目となった日本。韓国は日本相手の決勝ということで大いに燃えており、スタジアムにはたびたび「テーハミングッ」のコールが響いた。
試合前に強い雨が降ったためピッチ上にいくつかボールが止まる場所がある中で始まった試合。展開としては、丁寧にビルドアップする韓国が序盤からボールを握り、日本が4-4-2で構える形となった。
韓国は長いボールも交えながら日本の最終ライン攻略を狙ったが、右から柴田翔太郎(川崎U-18)、本多康太郎(湘南U-18)、土屋櫂大(川崎U-18)、小杉啓太(湘南U-18)と並んだ“神奈川ライン”が冷静な対応でそれを許さない。
そうしたなか、44分に試合が動く。道脇豊(ロアッソ熊本)に対してたびたび厳しい対応をしていた韓国DFコ・ジョンヒョンが2枚目のイエローカードを受けて退場。
すると、そのファウルで得たフリーキックを、名和田我空(神村学園高)が右足で鮮やかに決めてみせた。
まさにスーパーゴール!日本が理想的な展開でハーフタイムを迎える。
1人少なくなった韓国は後半、ロングボールが増えたものの、日本は身体能力の高いCB本多を中心が個でも相手に粘り強く対応。
そして66分、佐藤龍之介(FC東京U-18)の縦パスから望月耕平(横浜FMユース)がうまく前を向き、ラストパスを再び名和田がコースに流し込んだ。
その後も隙を見せなかった日本は、後半アディショナルタイムにエースストライカーの道脇が決定的な3点目。
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韓国を3-0で下した森山佳郎監督率いるチームが、大会史上初となる「グループDからの優勝」で連覇を成し遂げている。