なでしこの日本女子代表選手も!女子W杯で輝く「最強イングランドリーグの10名」

7月20日に開幕を迎える予定となっている女子ワールドカップ。まだ放映権の問題は解決されておらず、なでしこジャパンが出場するにもかかわらず中継の予定がない状況だが、とはいえFIFAもそれだけ肝いりで価値を高めようとしている大会でもある。

今回は『888sport』から「今回の女子ワールドカップで活躍が期待される、イングランド女子リーグ(WSL)の10選手」という記事を紹介する。

グロ・ライテン

代表:ノルウェー

クラブ:チェルシー

ポジション:攻撃的MF

チェルシーのウインガーを務めているグロ・ライテンは今回のワールドカップでノルウェー代表の一員に選ばれている。すでに80capを獲得している28歳の選手で、今季のWSLでは21試合で9ゴールと得点力にも優れていた。

前述のようにチェルシーではウイングを本職としているが、ノルウェー代表ではプレーメーカーの1人として中央でプレーするだろう。今季WSLのアシスト王になった彼女のチャンスメイクに注目だ。ちなみに昨年レズビアンを公言して話題になった。

サム・カー

代表:オーストラリア

クラブ:チェルシー

ポジション:FW

もちろんオーストラリア代表のスーパースターと言えばサム・カーにほかならない。チェルシーですでにWSLを4回優勝し、2022-23シーズンには数々の個人賞を獲得。3つの異なるリーグで得点王に輝いた経験を持ち、女子サッカーの歴史上最高クラスのストライカーである。

今季のチェルシーでは29ゴールを決めており、今世界で最も大きな額の給与を受け取っている女子選手の1人にもなった。母国開催のワールドカップでオーストラリアを優勝に導く可能性もあるだろう。

長谷川唯

代表:日本

クラブ:マンチェスター・シティ

ポジション:攻撃的MF

ウェストハム・ユナイテッドからマンチェスター・シティへと移籍した長谷川唯。加入初年度から素晴らしい活躍を見せており、日本代表でも中心的な役割を担うことになるだろう。

日本のフォーメーションにはまだ不確定な部分があるため、彼女が6番で起用されるのか、あるいは8番で起用されるのか不明だが、どちらにしてもその高い技術的才能と巧みな体の使い方により、「なでしこジャパンのイニエスタ」となる。

フリーダ・レオンハードセン・マーナム

代表:ノルウェー

クラブ:アーセナル

ポジション:セントラルMF、ディフェンダー

アーセナルで以前岩渕真奈のチームメイトだったノルウェー代表のMFフリーダ・マーナム。2021-22シーズンのWSLでは最優秀若手賞を獲得する活躍を見せ、今季は16ゴールを奪うなどさらに成長を遂げている。

攻撃でも守備でも一対一に強さを見せる選手で、今季は怪我人の影響で前線での起用にも応えてみせた。ノルウェー代表ではより守備的な役割を担うことになるが、どんなポジションでもプレーできる応用力に注目だ。なお彼女もレズビアンを公言している選手の1人。

スティーナ・ブラックステニウス

代表:スウェーデン

クラブ:アーセナル

ポジション:FW

今シーズンのWSLでは最高の状態ではなかったが、それでも22試合で8ゴールを決めたスウェーデン代表のアタッカー。浮き沈みの多い時間が続いたものの、だからこそこのワールドカップに賭ける思いは強いはずだ。

4年前に行われた前回大会では2ゴールを決めた経験があり、東京五輪ではなでしこジャパン戦も含めて4ゴール。今回の予選でも突破を決めるゴールを決めたのは彼女であり、ビッグマッチでの強さを見せてくれるはずだ。

ケイティ・マッケイブ

代表:アイルランド

クラブ:アーセナル

ポジション:ウイング、サイドバック

2015年に19歳でアイルランド代表のキャプテンに選ばれた天才選手も27歳。豊かな経験を積み重ね、同国を初の女子ワールドカップ出場に導いた。

アーセナルでは5年以上所属しており、2020-21シーズンと2022-23シーズンにはクラブの年間最優秀選手賞に選ばれた。サイドであれば最終ラインから前線までこなすユーティリティ性が魅力である。なお彼女もレズビアンを公言している選手の1人だ。

ナタリー・ビョルン

代表:スウェーデン

クラブ:エヴァートン

ポジション:センターバック

今世界ランキング3位につけるスウェーデン代表は今回のワールドカップで優勝候補の一つ。その原動力となっているのが最終ラインの安定性であり、それを支える選手の1人がエヴァートンのDFナタリー・ビョルンだ。

冷静なディフェンスと攻撃の起点となるプレーに長けており、3バックでも4バックでも対応することができる。

ジェシー・フレミング

代表:カナダ

クラブ:チェルシー

ポジション:セントラルMF

15歳でカナダ代表にデビューして以来、10年にわたって招集されてきたジェシー・フレミング。25歳ながらもすでにワールドカップを2大会経験し、オリンピックのメダルを2個獲得している。

チェルシーの中盤でも活躍する彼女は、カナダ代表ではジュリア・グロッソとともに素晴らしいコンビを組んでいる。ときには最終ラインでの起用にも応えられる上、攻撃力にも優れている。

ミリー・ブライト

代表:イングランド

クラブ:チェルシー

ポジション:センターバック、セントラルMF

今回のワールドカップでイングランド代表はキャプテンのリア・ウィリアムソン抜きで戦わなければならなくなった。怪我のために守備の中心選手を失ったことにより、このミリー・ブライトの存在がかなり重要になる。

ブライトは暫定的にキャプテンを任命されたほか、最終ラインの要として起用される可能性が高くなっている。中盤でもセンターバックでもプレーできる多彩な選手であるが、今回は彼女のディフェンス能力が試される。

ヴィクトリア・ペロヴァ

代表:オランダ

クラブ:アーセナル

ポジション:セントラルMF、攻撃的MF

今年1月にアヤックスからアーセナルへとやってきたオランダ人MF。東京五輪ではザンビア戦でオランダ代表での初ゴールを決め、さらに中国戦でも得点。これでレギュラーとして絶対的な存在になり、EURO女子では主力として全試合に出場している。

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アーセナルではボランチやシャドーストライカーとして起用されており、高い評価を受けている。オランダが今回上位に進出するためには彼女の活躍は欠かせない。

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