金沢、羽咋のデラウェア初出荷 3日店頭に

初出荷を迎えたデラウェア=金沢市内

 金沢、羽咋両市で2日、ブドウの種なし品種「デラウェア」の出荷が始まった。いずれも品質は良好で、3日に石川県内のスーパーなどに並ぶ。

 JA金沢市の砂丘地集出荷場には生産者3人が初物約400キロを運び込んだ。今月下旬までに例年並みの約12トンを県内に出荷する予定で、同JAぶどう部会長の荒川達夫さん(53)は「今が旬でとてもおいしいので早めに味わってほしい」と呼び掛けた。

 JAはくい南部育苗センターには約100キロが持ち込まれ、金沢中央卸売市場へ運ばれた。同JAぶどう部会長の米沢忠尋さん(74)は「昨夏は約300房を盗まれたが、被害に負けず糖度十分に育った」と話した。出荷は8月上旬まで続き、約18トンを見込む。

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