「日本もっと好きに」 米姉妹都市から交流生、茶道など体験 大田原

茶道を体験する交流生と親園中の生徒

 【大田原】市の姉妹都市である米国ウエストコビナ市から来日した11~16歳の交流生6人が6月28日、親園中を訪れ、同校生徒と一緒に茶道と浴衣の着付けを体験した。

 市は、旧黒羽町が2001年度に始めたウエストコビナ市との交流事業を合併後も継承。新型コロナウイルスの影響で中止が続き、4年ぶりに再開した。

 交流生が同校体育館に入ると、全校生徒は大きな拍手で出迎えた。両市に関する〇×クイズで互いに親睦を深めた後、交流生は3年生と一緒に茶道と浴衣の着付けを体験。講師役の保護者らにお茶の飲み方や浴衣の着付けの手順を教わりながら、英語と日本語を交えて積極的に交流した。

 渋い顔でお茶を飲んでいたコリン・フォング君(11)は「とても苦かったけど、お茶をたてるのが楽しかった。日本がもっと好きになった」と話した。

 同校3年佐藤美羽(さとうみう)さん(14)は「簡単な英語でもコミュニケーションができた。貴重な経験になった」と笑顔を見せた。

 交流生は6月23日から1週間、市内を中心に滞在し、日本の文化や生活習慣を学んだ。

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