ロシア国内情勢の完全掌握強調 プーチン大統領、首脳外交活発化

 民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の反乱を抑え込んだロシアのプーチン大統領が、外国首脳との活発な電話会談を繰り返している。国内情勢の完全な掌握をアピールし、政権や軍内部の分裂を疑う声を払拭する狙いとみられる。

 4日には中国やインド、中央アジア諸国などで構成する上海協力機構(SCO)のオンライン首脳会議に出席。反乱収束後、プーチン氏の国際会議参加は初めてとなる。ウクライナ侵攻による欧米諸国との激しい対立の中、最大の友好国である中国の習近平国家主席らを前に、反乱についてどのような説明をするか注目される。

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