フランス暴動、150人超拘束 縮小傾向、親族沈静化訴え

パリ郊外ナンテールで、少年が射殺された現場に供えられた花=2日(ロイター=共同)

 【パリ共同】パリ郊外で警察官が少年(17)を射殺した事件を受けた暴動は6夜目となる2日夜から3日未明にかけて続いた。警察官ら4万5千人が警戒に当たり、内務省によると少なくとも全国で157人が拘束された。フランスメディアが伝えた。規模は前夜までに比べ縮小傾向がみられる。少年の祖母は地元テレビで沈静化を訴えた。

 内務省によると、3人が負傷し、352件の公道での放火、297件の車両火災が確認された。拘束された人数は6月30日夜から7月1日未明が1311人、7月1日夜から2日未明が719人だった。

 事件は6月27日、移民が多いパリ郊外ナンテールで起きた。

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