三陸の今、走って感じて 宮古ー釜石で初レース、27日から2日間

スタート地点の浄土ケ浜に立ち、レースの成功を期す中尾益巳代表理事

 宮古市から釜石市まで約100キロを2日間かけて走破する「ステージレース三陸 SRS100」は27、28の両日、初開催される。海沿いの景色を眺めながら走り、東日本大震災から復興した三陸の魅力を体感してもらう。

 岩手県や秋田、東京、島根などから20~60代の32人が出場。宮古市の浄土ケ浜から釜石市の根浜海岸まで約100キロのコースは沿岸を南北に貫く国道45号と周辺を走り、途中は重茂半島なども回る。

 大船渡市のNPO法人ディスカバー・リアス(中尾益巳代表理事)が企画した。宮古から宮城県南三陸町まで311キロのレース開催を目指し、ステップとして100キロレースを2021年秋に予定したが、新型コロナウイルス禍などで延期が続き、今回ようやく実現する運びとなった。

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