川底のくいに男性の遺体 大雨増水でアユ仕掛け撤去中に流された92歳漁師か

滋賀県警長浜署

 3日午後1時50分ごろ、滋賀県長浜市南浜町の姉川で、川底のくいに男性がひっかかっているのを南浜漁業協同組合の組合員が発見し、滋賀県警長浜署に通報した。男性は死亡していた。

 同署によると、6月29日未明の大雨で増水した姉川で流され、行方不明となった漁師の男性(92)ではないかとみて確認を進めている。

 現場は姉川の河口から約850メートルの地点。同署によると、行方不明になった男性は他の漁業関係者3人とアユを取るための仕掛けを撤去する作業中で、流される直前まで仕掛けを設置するくいにしがみついていた。男性が見つかったのはそのくいの底だったという。

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