サウジ、8月も追加減産 原油相場底上げへロシアも

サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設=2019年10月、サウジアラビア東部アブカイク(ロイター=共同)

 【ロンドン、モスクワ共同】中東最大の産油国サウジアラビアは3日、7月に始めた日量100万バレルの自主的な追加減産を8月も継続することを明らかにした。国営サウジ通信が伝えた。ロシアも8月に日量50万バレルの減産を行うと発表。世界経済の減速懸念から原油相場が下落しており、連携して底上げを図る姿勢を示した。

 サウジの8月の生産量は日量約900万バレルとなる。相場が上向かなければ、その後も延長する可能性がある。ロシアと合計した150万バレル分の減産は、世界需要の1.5%程度に相当する。

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