プリゴジン氏、1週間ぶり音声 ワグネル「将来、前線で勝利」

5月に公開された映像で自身の見解を主張するロシア民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏(同氏提供・AP=共同)

 ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は3日、武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が音声メッセージを公表したと伝えた。音声は「近い将来、われわれの次の勝利が前線で見られると確信している」と述べ、プリゴジン氏やワグネルが今後もウクライナ侵攻に関わることを示唆した。前線の具体的な場所や音声の発信場所は不明。

 ワグネルに近い通信アプリのチャンネルを通じて約40秒の音声を公表した。音声の公表は反乱収束後の6月26日以来約1週間ぶりとなる。

 プリゴジン氏は反乱の目的について「裏切り者と戦い、社会を動員するのが目的だった」と改めて強調。「われわれは多くを達成できた」とも訴えた。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は6月27日、プリゴジン氏がベラルーシに到着したと述べた。プリゴジン氏は自身の居場所を明らかにしていない。(共同)

© 一般社団法人共同通信社