ウクライナ、米欧に武器支援訴え 「反攻遅い」指摘に反発

ウクライナ軍のザルジニー総司令官(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ軍のザルジニー総司令官は米紙ワシントン・ポスト(電子版)が6月30日に報じたインタビューで、米欧に対し戦闘機や弾薬の支援を加速するよう訴えた。ウクライナ軍の反転攻勢の進展が予想よりも遅いとの指摘に対し、武器が必要だと反発した。

 ザルジニー氏は、反攻作戦は「ショーではない」と強調。着実に前進しているとした上で「毎日、1メートルごとに血が流れている」と兵士に犠牲が出ていることを示唆した。ウクライナが求める米開発のF16戦闘機が実戦配備されるのは早くても今秋とみられている。

 ザルジニー氏はロシアで武装反乱を起こしたワグネルは依然脅威だとの認識を示した。

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