「苦い思いをした大会」優勝時は出番が限定的だった名古屋DF森下龍矢、ルヴァンカップ制覇に意気込み「グランパスの一員としてタイトルを獲りたい」

[写真:©︎J.LEAGUE]

3日、YBCルヴァンカッププライムステージの組み合わせ抽選会が開催された。

今シーズンは通常ではグループステージに不在だったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場クラブも参加した大会。8チームが勝ち上がり、準々決勝の組み合わせが決定した。

抽選会後、名古屋グランパスの日本代表DF森下龍矢がメディアの取材に応対。鹿島アントラーズとの対戦が決まった瞬間は「気が引き締まったなという感じです」とコメント。「(抽選で)引くまでは和気あいあいと控室でもしていましたが、引いた後は敵になるんだなという気持ちが大きいです」と、対戦が決まり、ライバルであることを意識するようになったという。

「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」で対戦し、8月にもリーグ戦で当たる。森下は「この時期になると同じチームと何試合もやるというのが増えてきたりすることは経験しています」と語り、「1試合1試合違うチームとやるんだという気持ちで取り組まないと、勝ったとしても負けたとしても痛い目を見る可能性は高くなると思うので、一戦必勝の気持ちを胸に戦いたいと思います」と、目の前の試合からしっかりと戦うことが大事だとした。

カップ戦は負ければ終わりという状況。名古屋は2021年に見事に優勝し、森下も控えの選手として経験した。

「グランパスにとってもそうですが、ルヴァンカップは僕にとっても特別な大会で、一昨年決勝に出た時はたった数分しか出られずに、タイトルは獲ることはできましたけど、個人的には悔しいというか、苦い思いをした大会です」

「今回はしっかりとプレー時間を得られている中で、優勝するということが意味があることだと思います」

「グランパスファミリーの皆さんもルヴァンカップは特別なものだと思ってくれていると思うので、確実に獲りたいタイトルなのでしっかり準備したいと思います」

リーグ戦でも上位につける中で、カップ戦タイトルの獲得も視野に入れる森下。今回の抽選会に鹿島を代表して参加したMF佐野海舟とのマッチアップに尋ねると「スピードは僕は自信があるので、佐野選手の球際は凄いですが、どうやったら掻い潜れるのか、まだ時間があるので成長して臨めるように頑張りたいと思います」と負けられない様子。一方で名古屋ファンからすれば日本代表デビューも果たした森下への期待も高い。

「日本代表に選ばれたことがどうこうよりも、グランパスの一員としてタイトルを獲りたいと全員が思っているので、それをしっかり果たせる一員になりという強い気持ちがあります。

しっかりとグランパスの一員として頑張りたいと思います」とコメント。チームとしてタイトル獲得を目指すと語った。

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