ことしの後半も元気に過ごせることを願って、かやでつくった輪をくぐる祭りが、広島・三次市で開かれました。
三次市の十日市にある厳島神社です。祭りは、1年の半分が終わった6月30日に、残り半分の無病息災を願うもので、地元では「輪くぐりさん」と呼ばれています。
参拝した人たち
「あと半年、元気よく野球も勉強もしっかりがんばれるようにと思ってきました」「これから半年、すごく先が明るくなればと思ってます」
参拝する人は、自分の年齢と性別を書いた人形を受け取ります。それをかやにはさんで手に持つと、宮司を先頭に「8の字」を描くように輪を3回まわります。
ことしは通りに露店も並び、4年ぶりの通常開催となりました。
前田拓哉 実行委員長
「コロナ以前の活気が少しでも戻って、以前のような生活に戻って、ことし後半もみなさん元気で過ごしていただければと思っております」
ことしは雨になりましたが、訪れた人は活気が戻った「夏の伝統行事」を楽しんでいました。