吉田町4人死亡工場火災 当時の製造部長を在宅起訴 静岡地検 3日

2020年7月に吉田町の工場で起きた消防隊員と警察官の4人が死亡した火災で、静岡地検は3日、業務上失火などの罪で当時の責任者を在宅起訴しました。

3日、業務上失火などの罪で在宅起訴されたのは当時の製造本部 静岡製造部長です。起訴状などによりますと、被告は、2020年7月、工場で製造する洗剤の主成分「過炭酸ナトリウム」が水と混ざると発熱することなどを認識していたにもかかわらず、洗剤を製造する機械を使用する前に、機械の内部に水が残っていないか作業員に確認を徹底せず、爆発的な延焼により消防隊員3人と警察官1人を死亡させた罪に問われています。一方、同じ容疑で書類送検されていた62歳の男性社員については不起訴処分としました。不起訴の理由は明らかにしていません。

© 株式会社静岡第一テレビ