短冊に願い込め 成田空港 園児が七夕飾り付け、4年ぶり

成田空港で浴衣姿のJALスタッフと一緒にササに短冊を結び付ける園児=4日、成田市

 7月7日の七夕を前に成田空港で4日、園児が高さ約3メートルの大きなササに、願いを込めた短冊を飾り付けた。このイベントは日本航空(JAL)が例年企画していたが、新型コロナの影響で中止が続き、実施は4年ぶり。笑顔が広がった。

 ササは多古町から運び、第2ターミナルの国際線チェックインカウンター前に置いた。JALスタッフが装飾した後、空港従業員らの子どもが通う空港内保育施設「NAA保育ルームたんぽぽ」の園児33人が短冊をかけた。

 園児は浴衣姿のJALスタッフに手伝ってもらいながら「空港でお仕事ができますように」「プリンセスになりたい」などと将来の夢や憧れを書いた短冊をササに結び付けた。年長の田辺美怜ちゃん(6)は「流れ星を見られたら良いなあ」と笑顔。高須希羽ちゃん(5)は「かわいく飾れた」と満足げだった。

 7日まで旅客も短冊を飾れる。JALは成田空港以外にも80超の国内外空港にササを設置し、8月に仙台市の大崎八幡宮に短冊を奉納する。担当者は「園児の笑顔を再び見られて良かった。今後も季節のイベントを一緒に開けたら」と話した。

七夕飾りのイベントの記念に航空機のステッカーを受け取り喜ぶ園児

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