福井県の独身男女マッチング「ふく恋」女性は半額 男性の登録が多めで…8月からキャンペーン

 福井県議会は7月3日、本会議を再開し、渡辺竜彦議員(自民党福井県議会)ら9人が一般質問した。福井県と市町で運営するマッチングシステム「ふく恋」について、理事者は8月から女性登録者増に向けた登録料半額などのキャンペーンを行う方針を示した。カップル成立率や成婚率アップにつなげたい考え。

 時田和一良議員(自民党福井県議会)への答弁。

 ふく恋は2020年11月に運営を開始し、これまでに24組が結婚した。22年度末現在で独身男女1359人が登録している。登録者数は増加傾向にあるが、男性が3分の2を占めているという。

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 時田議員は「子育て支援と同じくらい結婚についても支援が必要。県内独身者の人数から考えると、ふく恋の登録者数をより増やす余地があるのでは」と指摘。理事者は8月から、女性の新規登録料(1万円)を半額にするほか、友人同士など2人以上で同時に登録した場合は、県内市町の特産品などのカタログギフトをプレゼントするキャンペーンを行う方針を明らかにした。

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 キャンペーンは来年1月までを予定。SNSの広告や県内403社が登録する「ふくい結婚応援企業」の協力を得て周知していく。

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