3日、静岡市の山中で、送電線の新設工事中にヘリコプターから重さ15キロの枕木が落下しました。けが人はいませんでした。運輸安全委員会は、この事故を重大インシデントに該当するとして、4日、現地に調査官を派遣し、事故の調査を始めました。
（宮下 楽 記者）
「静岡中心街から車で1時間程離れた山間部に来ています、ヘリコプターからの落下物があったということで運輸安全委員会の調査官らが聞き取り調査を行っています」
中部電力パワーグリッドによりますと、3日午前10時半すぎ、送電線の新設工事のため、新日本ヘリコプターが重さ800キロの重機を持ち上げたところ、敷いてあった枕木もいっしょに持ち上がり、枕木は運搬の途中で落下したということです。枕木は長さ2メートル、重さ15キロで、静岡市葵区の山中だったため、けが人はいませんでした。
（宮下 楽 記者）
「資材を運搬する際、なぜ枕木もいっしょに上空まで上がってしまったのかの原因などについて、調べているものとみられます」
中部電力パワーグリッドと新日本ヘリコプターは「多くの皆様にご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
