京都・亀岡の縦貫道逆走、死亡の77歳女性を書類送検

京都府警本部

 京都府亀岡市の京都縦貫自動車道で昨年10月、乗用車が逆走し2人が死亡した事故で、京都府警は4日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、乗用車を運転していた宇治市の無職女性=当時(77)=を容疑者死亡のまま書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年10月13日午前0時ごろ、亀岡市篠町の京都縦貫道上り線で逆走し、南丹市の男性=当時(56)=の乗用車に正面衝突して、男性を死亡させた疑い。

 府警高速隊によると、防犯カメラなどの捜査から、女性は亀岡市の千代川インターチェンジ(IC)から自動車道に入り、約10キロ先の篠料金所(同市)の手前でUターンし、約200~300メートル逆走して事故を起こしたとみられる。千代川ICには料金所がなく、女性が一般道を走っていると錯覚したままUターンした可能性がある、という。

 府警は、男性にも前方注視の義務があったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで容疑者死亡のまま書類送検した。

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