普通運賃20%値上げ 北越急行10月1日から

北越急行(本社・南魚沼市)は10月1日、普通旅客運賃と通勤定期運賃を20%、通学定期を10%値上げする。4日、国土交通省北陸信越運輸局に変更認可申請を行った。同社の運賃改定は2018年12月以来。  犀潟―うらがわら間の運賃は現行の290円から350円に、犀潟―六日町間は現行の1090円から1310円になる。  小池裕明社長は「全国第三セクター並みの運賃になる。それが良いということではないが、年間5000万円の収入増につながる。ぜひ理解をいただいた上で(値上げを)行いたい」と述べた。  北越急行は15年の北陸新幹線開業に伴い、特急「はくたか」を廃止したため、収益力が大きく低下。22年度終了時点で90億円を超える内部留保は、あと十数年で底を突く見通しとなっている。

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