糸魚川市の根知地区で地域づくり活動を支援する地域おこし協力隊に、埼玉県飯能市出身の杉山祐樹さん(52)が1日付で着任した。
杉山さんは地元団体「根知未来会議」の活動や法人化に向けたサポート、根知の資源を生かした体験プログラムの企画・実践、移住定住促進、情報発信などを行う。個人事業主として市の業務委託方式での採用となる。3日に市役所で着任式が行われ、米田徹市長から委嘱状が手渡された。
杉山さんは首都圏で企業のイベント企画や販促活動などの仕事に従事。長野県伊那市で地域おこし協力隊の任に就いた経験がある。「ジオパークや歴史が学べ、山登りや農業体験もできる。アクティビティがあり、退屈しない」と根知地区の印象を抱き、「メンバーも明るく、先進的取り組みをされている。活動を広げて外に発信し、関係人口、根知ファンを増やしたい」と語った。いずれ同地区内に居住し、ゲストハウス的な拠点として「人が集まるような場所に」と考えているという。
着任式には根知振興協議会の吉田英一会長や根知未来会議の小田島修平会長も同席。自身の地元でもある米田市長は両会長らと共に今後の活躍に期待した。
任期は来年3月31日まで。最長3年間。