銅器の風鈴、夢のせ響く 高岡の組合、新幹線駅に設置

涼やかな音色を響かせる高岡銅器の風鈴=北陸新幹線新高岡駅

 北陸新幹線新高岡駅で4日、高岡銅器の風鈴42個が設置された。高岡第一幼稚園の園児の夢や願い事を書いた短冊も付けられ、駅利用客に涼しげな音色と伝統工芸の魅力を届けた。9月1日まで設置される。

 高岡銅器協同組合などが「銅器のまち高岡」をPRするため、1993年から続けている。短冊には「おおきいきょうりゅうがほしい」と子どもらしい夢や、「たのしいところにたくさんいきたい」「しんかんせんにのってとおくにいきたい」と新型コロナウイルスの影響で我慢してきた家族旅行の願いもあった。

 高岡銅器協同組合の宮津健志理事長は「高岡銅器の風鈴は音がよく響く。駅を利用する人に楽しんでほしい」と話した。

  ●県内全域で夏日

 4日の富山県内は高気圧に覆われて晴れた。最高気温は富山市秋ケ島(富山空港)28.5度、南砺市高宮28.3度など全10観測地点で25度以上の夏日だった。

 県内の消防機関によると、富山、魚津、滑川市で70~90代の男女計4人が熱中症の疑いで搬送され、魚津の70代男性が中等症、残る3人は軽症とみられる。

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