チェチェンで女性記者襲撃 ノーバヤ・ガゼータ紙

襲撃を受け、緑色の液体をかけられたロシア独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」のエレナ・ミラシナ記者=4日、ロシア南部チェチェン共和国グロズヌイ(タス=共同)

 ロシアの独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」の女性記者ら2人が4日朝、ロシア南部チェチェン共和国の首都グロズヌイで空港から市内にタクシーで移動中に襲撃され、重傷を負った。ロシアの人権団体が明らかにした。

 独立系メディア「メドゥーザ」によると、襲撃されたのはエレナ・ミラシナ記者と同行の弁護士。車を停止させられ、覆面の複数の男に棒で殴られたり蹴られたりした。同記者は頭髪を刈られ、指を骨折、緑色の液体をかけられた。パソコンや携帯電話のロック解除を要求されたが拒否した。2人は病院で手当てを受けた。

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