東武東上線で人身事故…40~60代の男性死亡 夜の踏切、ブレーキ間に合わず 計34本運休、深夜の運転再開

東上線踏切で男性が列車にはねられ死亡=埼玉県富士見市

 3日午後10時25分ごろ、埼玉県富士見市関沢1丁目、東武東上線みずほ台―鶴瀬駅間の踏切で、男性が池袋発小川町行き下り急行列車(10両編成)にはねられ、全身を強く打って死亡した。

 東武鉄道によると、同線は池袋―森林公園駅間で運転を見合わせ、翌4日午前0時15分に再開した。後続列車は上下計34本が運休、最大149分遅れ、乗客約2万500人に影響が出た。

 東入間署によると、男性は年齢40~60代。部屋のものとみられる鍵を身に着けていた。男性が踏切内の線路上にいるのを運転士が発見し、急ブレーキをかけたが、間に合わなかった。同署で身元の確認を急ぐとともに、事故と自殺の両面で捜査している。

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