リバプールとの契約が残り1年のチアゴ、サウジアラビアからのオファーは拒否

[写真:Getty Images]

リバプールのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(32)が、サウジアラビアのクラブからのオファーを拒否したようだ。

2020年夏にリバプールへ加入して以来、出場すれば存在感を見せるものの、度重なるケガに苦しめられているチアゴ。昨シーズンも数度の負傷で本領発揮とはならず、プレミアリーグでの先発は14試合にとどまった。

リバプールはプレミアリーグ5位と失意の結果に終わったこともあり、今夏の移籍市場では積極的な補強に着手。すでにブライトン&ホーヴ・アルビオンのアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスター(24)、RBライプツィヒのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ(22)を獲得しており、現在はサウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)への関心を強めるなど、特に中盤の強化に力を入れている。

これにより、チーム内での序列低下が懸念されるチアゴは、クラブとの契約が2024年夏までとなることもあり去就に注目が集まっているが、イギリス『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン氏によると、サウジアラビアのクラブからのオファーには断りを入れたとのことだ。

チアゴはリバプールでの仕事に集中したい構えであり、移籍については考慮していない模様。ただし、サウジアラビア方面からより好条件なオファーが届いた場合、どのような決断を下すかは不透明となっている。

リバプールは仮にチアゴが移籍を希望した場合、強く引き留めはしないとのこと。一方で、ユルゲン・クロップ監督は依然としてチアゴを高く評価しており、契約満了となる来夏までチームに残るのであれば歓迎の姿勢を示している。

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