ミリンコビッチ=サビッチがラツィオと契約延長へ? ここまで他クラブから具体的なオファーなし

[写真:Getty Images]

セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)が、ラツィオと契約延長する可能性が高まっているようだ。

2015年にラツィオへ加入してから、チームにとって絶対的な存在として君臨してきたミリンコビッチ=サビッチ。昨シーズンもセリエAで36試合に出場して9ゴール8アシストを記録し、チームの2位フィニッシュとチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

そんなミリンコビッチ=サビッチだが、ラツィオとの契約は2024年夏までとなっており、クラブとの契約交渉も停滞。これにより、今夏のビッグクラブ移籍は濃厚と報じられていた。

しかし、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、ここに来てミリンコビッチ=サビッチはラツィオと契約を延長する可能性が高まっているとのことだ。

ラツィオは契約が残り1年となっているミリンコビッチ=サビッチの移籍金として4000万ユーロ(約62億9000万円)を要求。獲得を狙っていたユベントスやインテルはこれを高額と判断してか、ここまで具体的な動きは見せていない。

ミリンコビッチ=サビッチは他クラブのこうした動きに失望しており、ラツィオとの契約延長に舵を切ることに前向きとなった模様。クラブ側は依然として契約延長を望んでいることから、近く交渉の再開が予想されている。

ラツィオはCLに出場する新シーズンを見据えて、現在RBライプツィヒのポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(27)、トリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチ(21)、パラグアイ代表FWアントニオ・サナブリア(27)の獲得を狙っているが、ミリンコビッチ=サビッチが契約延長となればこれ以上ない朗報になるだろう。

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