中学生による「高齢者スマホ教室」がこのほど、京都府舞鶴市溝尻の浮島集会所であり、白糸中(同市浜)の生徒会役員8人がお年寄りから寄せられたスマートフォンに関する困りごとに答えた。
提案したのは、地域で高齢者の体操の会などを主催する谷岡桂子さん(67)。開催のたびにスマホの使い方を聞かれ、解決できないこともしばしばだった。中学生が高齢者に教える取り組みをニュースで知り、自分の地区でもできないかと考えたという。
高齢者約15人が参加し、質問項目をいくつも書いたメモを手にした人もいた。LINE(ライン)での写真の送り方やインターネット検索の方法などさまざまな質問に、生徒が丁寧に答えていた。
2年の生徒(13)は「普段交流できない世代の人と話せて楽しかった」といい、82歳の女性は「自分だけでは分からないことを親切に教えてくれて助かった」と感謝した。
同中は今後もこの取り組みを続けるという。