聴覚障害児の保護者に支援情報 厚労省がハンドブック作成

ハンドブックの表紙(PwCコンサルティング合同会社提供)

 聴覚障害がある子どもの育児や受けられる支援に関する情報を知ってもらおうと、厚生労働省が保護者らに向けたハンドブックを作成した。都道府県に配布を促しているほか、厚労省が委託した先のホームページでも内容を公開している。

 先天性難聴児は千人に1~2人程度とされている。難聴の診断を受けた後に十分な情報を得られずに支援を受けられなかったり、家族が悩みを抱え込んだりするケースが課題となっている。

 ハンドブックは出産後「新生児聴覚検査」で精密検査が必要とされた場合などに親が読むことを想定した内容。「表情や視線、身ぶりやサインを含めたからだ全体を使って遊びましょう」といった助言を載せた。

© 一般社団法人共同通信社